2016/02/23

私の選ぶ映画リスト vol 2「ショーシャンクの空に」



ショーシャンクの空に
1994年(日本公開1995年)・アメリカ
監督 フランク・ダラボン
出演 ティム・ロビンス,モーガン・フリーマン,ウィリアム・サドラー,ボブ・ガントン,クランシー・ブラウン,ギル・ベローズ,マーク・ロルストン,ジェームズ・ホイットモア


これほどの素晴らしい作品は、私にとって映画史上最高の作品です。

主人公アンディ・デュフレーンは妻とその不倫相手のプロゴルファーを殺した容疑をかけられ、無実を主張したものの、
終身刑の判決を受けます。
有無をいわず、ショーシャンク刑務所に収監されることになります。
この大規模な刑務所ではノートン所長が絶対的で無道徳な権力を振るい、囚人たちを支配していました。
ショーシャンク刑務所では、服役囚に対する刑務官の暴力や、囚人同士のけんかや暴行が日常茶飯事だったのです。

 刑務所内には日用品やタバコ、はては映画女優のポスターに至るまで外部から調達してくる"調達屋"レッドがいました。

アンディと同じ終身刑を宣告されたレッドは二十年以上もこのショーシャンクで服役していたが、仮釈放の見込みがいっこうに立つ気配はありませんでした。レッドと知り合ったアンディは少しずつ、刑務所の生活になじんでいき、以前、銀行の副頭取だったアンディは刑務所長の会計係を務めるようになりました。

無実の罪で収監されたアンディー、そして殺人罪で服役するレッドの運命を通して、刑事司法制度の抱える問題点に鋭く描かれています。
本作は、スティーヴン・キングの中編を集めた作品集『恐怖の四季』に収録されている「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作になっています。

アンディーを演じるのはティム・ロビンス。無実にもかかわらず刑務所に入れられ、青天の霹靂を経験した人間が、それでもなお、希望の光を絶やさず生きるその姿に、観客は感情移入せずにはおられません。

わたし、女優兒玉百合香の血と肉になった作品の一つです。
作品は、今から21年前、ロードショーされています。
当時、思春期だった私は、進学校ならではの競争、筋の通らない規律、過度な宿題に追われ、
がんじがらめの学園生活を送っていました。
主人公アンディを自分に重ねていたのです。
大げさかもしれないけれど、校舎がまるでショーシャンク刑務所に見えることすらありました。

この作品を見て私の中に強く残ったメッセージです。

「どん檻に閉じ込められようが、どんな環境におかれようが、
この心の中の希望の光は、誰も奪うことのできないものなのだ。。
そして、その希望の光を求め続けることに屈さなかったものが本当の自由の光を浴びることができる」






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