2014/06/27

新月

今日、新月を迎えました。みなさん、いかがお過ごしですか?

私にとって今週は、別れの一週間でした。
日本語を教えている生徒さんたちとのお別れです。
ウルグアイに転勤になってしまった生徒さんや、今後のことも考えて、私のクラスを卒業してもらった生徒さんたちや、日本へ留学するために旅立った生徒さん。
中には、もう6年も続けてくれた生徒さんもいました。
みんながそれぞれの場所へ導かれるようにして、別れがあったことに私は正直さみしさよりも嬉しかったです。
私は、皆さんたちに出会え、母国である日本語を教える機会を持たせていただいたことに
そして、私のクラスに通い続けてくださったことに心から感謝をしました。。
誰もいなくなった教室に一人残り、涙がでました。さみしいんじゃなくて、出会いと別れは本当にすばらしいものだなと思うからです。
人は、出会っては別れがあり、でも、また別れは、また次の出会いになり。。
こうして、命をつむいでいきます。


話は、変わってスペイン王国は、新しい国王の時代が始まりました。
スペインには多くの魅力があります。
本当にすばらしい国だと思っています。
そう思える国に住めて、いや、住まわせてもらって本当にありがたいと思います。
街を歩きながら、時々深くおもいます。
この街は、私を受け入れてくれた。。。受け入れてもらえた。。。
わたしは、そう感じます。
住みたくて住み始めた街でした。。最初は、大変な思いもしました。
日本でのキャリアを捨てて好きな人を追ってここまで来ましたが、おもいっきり失恋はしましたし、
言葉もわからず友達もいませんでした。
ほかのヨーロッパ国からくる留学生たちとルームシェアを1年しました。
寝ると体ごと埋もれてしまう古いベッドに、50年前のガスタンク式のキッチン、3分しかお湯が出ないシャワー。週6日、夜遅くまでアルバイトをしながら、スペイン語の教室に通ったこと、今では、過ぎ去った1ページとなりました。その後、また辛い2ページ目があったのですが、
その頃にくらべて、今、私は、本当に恵まれた生活をしています。
暖かい家族がいること、日の当たる家に住めること、ゆっくり湯船につかれること、寝心地のいいベッドで休めること。。。私にとっては生活における一つ一つ、どれもが本当に贅沢です。
自分の中にふと不満がうまれるときは、上記の過去を忘れているときかな。笑

いま、つらーいと思っていても、それが、いつか肥やしになるとよく、若い頃に聞いたものです。
苦労は買ってでもせよ。とよく世間で言われますが、
あれは嘘じゃなかったなって、堂々と宣言できます!
いま、苦労しているかた、一人孤独に、ベッドのなかで泣いている方、別れに打ちひしがれていらっしゃる方、もう、私には何もできないかもと思っていらっしゃる方、
言わせてください!
「さいこうー!!!!あなたは最高にのりに乗ってますね!!!いい感じ!!!」

素敵な夏をお過ごしください。
Feliz Verano
ゆりきーた

4 件のコメント:

しほ さんのコメント...

ゆりかさん、先日ビザの手続きにいったとき、改めて「住まわせてもらっている」んだなあ、と実感しました。この投稿を読んで、授業もタイ語も、ひとりの時間も、すべて大切にできたら、と思いました。まずは、一生懸命やります :))

山川紘矢 さんのコメント...

ゆりかさん、ダリオ君、お元気ですか?いつでもスカイプくださいね。

Yurika Kodama さんのコメント...

しほさん、コメントありがとうございました!しほさんの生き方は本当に心を打ちますよ。タイでも、あなたの優しさにふれて、日本とタイの友好を深めてくださっているのだとおもいます。ありがとう!しほさん!

Yurika Kodama さんのコメント...

絋矢さん、ありがとうございます!
ダリオは、おかげさまで元気200パーセントです!本当にやんちゃな幼児になりました!
また、スカイプさせてくださいね!!
おじちゃん、おばちゃんのことをちゃんと覚えていますよー!