2012/07/22

最初で最後

1ヶ月ぶりの更新となりました。
私のブログを読んでくださって本当にありがとうございます。

マドリッドは 毎日、摂氏35度前後を行き来しております。夏の真っ只中です。
おかげさまで湿気がない分、日本よりは、体感気温は低めだと思います。
息子の成長も、みなさまの温かいお気持ちが行き届いているのか、誠に順調にすくすく育っております。
ありがとうございます。
出産後わりと早めに仕事にもどりましたが、 元気に毎日をすごしております。
子供を授かってからというものは、当たり前のことにもさらに当たり前ではなく感じられて
感謝の気持ちがわいてきて、時々、なんて幸せなのだろうと、心がぎゅうっとなります。。

今日は、先日、偶然ひさしぶりにあって、とても大事なことを伝えてくれた友人の立ち話について
書きます。

彼女の名前はモニカ。
彼女は、クラシック音楽の歌手です。イギリスと、スペインを頻繁にいったりきたりしています。
先月、彼女が乗り合わせたイギリス行きの飛行機でのこと。
突然、煙を噴出し、添乗員も、もうだめかもしれないとさえいった状態を経験しました。
彼女は、今生に別れも覚悟で瞑想をしたのだそうです。
以後彼女の会話から

「最初に思い浮かんだのが、両親のことだったの。
かわいそうだなあ。私の家を片付けにいかないといけないのかと。。
そうおもっていたら、今までの人生が走馬灯のようにざあーーっと流れて。。
でもね、よかった事しかながれていかないの。。
神様におねがいしたの。私たちを助けてくださいって。
そしたらね、声がきこえてきたの。。
これは、大事なことに気がつくために、あなたたちを試すためにしているのですよ。って。。

私気づいたの。。愛に基づくこと以外は、人生はすべてデタラメな茶番劇。。。
愛のないマイナス的なことは、すべて嘘。
日常にもどるとついつい忘れがちになるけれどね。 。。ここでこんな話をしているのも
何かあってのことかもしれないよね。こうしてここにいることさえも不思議。。。」

彼女との立ち話は、約5分ぐらいだったでしょうか。。。
その5分の間に、どれだけ大事で素晴らしいメッセージをいただいたことでしょうか。。。

  人生ってなんでしょうか?
自分としてのこの体はいつかは終わりがくるのですね。。
元気一杯にいきているとなかなかこの現実が理解できないのですが、
身近にいる人をなくしたときに、はじめて、そうかと。。本当だったのだなあと生と死に向き合います。
死に向き合うと生きることは、何だ?と向き合うわけです。

生きることはあなたにとってどんなことでしょうか?
どうして生を授かったのでしょうか?

この瞬間も最初で最後の瞬間だから愛しみながら、私は、私が用意してうまれてきた人生という名のドラマを演じながら輝いていきたいです。

深い愛と感謝の気持ちをこめて。。。
すばらしい夏を皆さんがお過ごしになりますように。。。

ありがとうございます。
ゆりきーた